嗚呼、バンコクがらくた暮らし

　カレーやラーメンに次ぐ日本人の国民食とは？そう考えた時、一番に思い浮かぶのが牛丼。うどんや蕎麦、粉もの系もありなんでしょうが、個人的には丼物だと思うのです。なかでも早くて安くて旨いという牛丼は、少年時代にキン肉マンで盛り上がった世代には鉄板ではないでしょうか？大将の場合は海外暮らしなので、日本に帰ると一度は吉野家に行かないと気が済まないぐらいです。
　あの不変の味をなんとかタイでも再現できないか？新型肺炎の影響で国外に出ることができない今、時間を見つけては吉野家風牛丼の試行錯誤を繰り返しています。ネットを見ると色々な情報が拾えて有難いのですが、実際に調理してみると「違うなぁ」という場合がほとんど。シンプルゆえに難しいのが牛丼なのです。
　一番のポイントはやっぱりアメリカ産ビーフのショートプレーという部位を使うことでしょうか？価格はタイ産ビーフよりも高く日本並みの値段で出すことは難しいですが、今回はかなり近づけたのではと思います。後はお客さんの評価かな？
　「よし、これだぁ！」という味にたどり着くまで、あともうちょい。試行錯誤はまだまだ続きます。