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2023年01月31日
道端を彩る花たち
日本の国花は?と聞かれ、何となく「桜」かなって想像するのは日本人もタイ人も同じじゃないでしょうか。実際に日本の国花は「桜」で間違いありません。ただ、もう一つ日本には国花があるんです。それが「菊」だと知っている人は少ないのではないでしょうか。
日本では皇室の紋章やパスポートの表紙、硬貨や切手のモチーフに菊が採用されています。100円硬貨には桜が、50円硬貨には菊がデザインされているのを今更ながら思い出し、なるほど国花だったのかと気づきました。
実は、このブログを書く前にネットで調べたので受け売りですが、日本の国花は法律で制定されたものではないのだとか。広く国花として認識されているという定義らしいです。まぁ、だから2つあるのかもしれません。
では、タイの国花は?と聞かれてスグに出てくる人は、本当のタイ通だと思います。タイ人でも知らない人がかなりいます。というか、国花という概念があまりタイ人にはないのかもしれません。
大将は自信満々で蘭の花だと思っていました。タイを代表する航空会社であるタイ国際航空のシンボルが蘭でマイレージプログラムもロイヤル・オーキッドプログラムと名前がついているぐらいですから。しかし、残念ながらタイの国花は蘭ではないのです。
タイの国花はゴールデンシャワーだそうです。タイ語ではドック・クーンが正式な名称ですが一般的には「国王の花」を意味する「ラチャプルック」と呼ぶことが多いです。地名や建物の名前などにもよく使われているのでタイに住んだことがある方はきっと耳にしたことがある名前ではないでしょうか。
タイの場合は日本と違って国花が法律で制定されています。制定されたのは2009年。当時国王であったラーマ9世のシンボルカラーが黄色であることから、ドック・クーンを国花として正式に採用したそうです。
ちなみに法律では正式に制定されていませんが仏教国であるタイでは蓮の花も国花として扱うのだとか。英語だとロータスです。日本と同じでタイにも国花が2つあることになります。
あぁ、なんか固い話をつらつらと書いてしまいました。実はバンコクの道端ではきれいな花をあちこちで見かけます。そんなことを書こうと思っていました。そう、雑多なイメージが先行しがちなバンコクですが雨期には雨期の、乾季には乾季の花があり、道行く人の目を楽しませてくれています。
今日も銀行に行く途中にたくさんの花を見かけたので思わず写真を撮りました。白い蘭の花は清楚で良いですね。そして名前は知らないけど可憐な紫色の花も素敵でした。
道端を彩る花々。バンコク暮らしも決して息苦しいことばかりではないです。忙しい時こそ花を愛でる心の余裕を持たなくては……。
2023年01月30日
だいぶ楽になった入国管理局出頭
毎年恒例の入国管理局への出頭。またまた、その日がやってきました。ビジネスビザの延長には欠かせない一年に一度の儀式です。今年は朝一番ではなく、昼からの審査だったので午後1時に入国管理局の前で業者の方と待ち合わせでした。やっぱり昼からのほうが気分的には楽ですね。実際、現地に着いたのは12時前で、敷地内にあるレストランで昼食をとり読書をする時間も取れました。
午後の受け付け開始から30分。簡単なインタビューと写真撮影を済ませたら解放です。書類の制作や確認は代行業者の方にお願いしているので、その辺のトラブルや手間が要らないのは本当に有難いです。
これがリタイヤメントビザだった自分で何とかできそうですが、ビジネスビザの壁は高いです。なにせ毎年のように審査は厳しくなり必要な書類も増える一方。ほんとに困ったものです。
ちなみに今回は路線延長になったBTSのワット・プラシィ・マハタート駅まで電車で行き、そこからタクシーに乗り換えて入国管理局へ向かいました。所要時間はプロンポン駅から50分ほど。移動費はBTS代が47バーツ、タクシー代は65バーツと片道112バーツ(430円)でした。かなり早く、そして安く移動できるようになりました。ちなみにBTSモーチット駅からタクシーで移動していた時は、BTSモーチット駅から入国管理局までだけで片道180バーツぐらい必要だった記憶があります。
あと数年後にはワット・プラシィ・マハタート駅にピンクラインと呼ばれる路線が交差し、入国管理局の前まで電車で移動できるようになるようです。そうなると、遠いなぁと思っていた入国管理局も案外遠いと感じなくなるかもしれません。あぁ、早く完成してくれ。
2023年01月29日
ジャパントラベルフェアが熱かった!
いやいや、凄い人込みです。今日は日曜日。しかも月末の日曜日なので尚更混むのかもしれません。BTS(高架鉄道)のサイアム駅からサイアム・パラゴンの建物に入るまでも、そしてエレベーターに乗るのも一苦労、二苦労でした。なにせ息子も一緒なので迷子にならないよう気を使います。
サイアム・パラゴンの建物に入って向かったのは最上階のパラゴンホール。昨年は日本博でRili.さんをサポートするために何度も足を運んだ思い入れのある場所です。今回、ここではタイ観光庁が主催のジャパン・トラベルフェアが27日から本日まで開催されていました。本日は最終日とあって会場内は凄い数の人で賑わっていました。
入ってすぐのスペースには航空会社さんのブースがあり、トラベルフェアーならではの特別価格で買える航空券にタイの若者が列を作っていました。ベトジェットやピーチなどLCCの日本就航がはじまって日本への旅行者は益々増えると思います。
日本航空さんのオリジナルグッズ売り場も楽しかったです。買おうか、買うまいか迷いましたが、今回は辛抱することに。
そして隣のホールでは日本の色々な自治体や企業さんの誘致ブースが所狭しと軒を連ねています。まず親子で向かったのが鹿児島県のブースです。狭いスペースとはいえ満員御礼状態でした。ひっきりなしにタイ人の方が鹿児島県のブースに訪ねてくるのを見るとやっぱり地元民としては嬉しいですね。タイ語の観光ブックもしっかり頂きました。今年は鹿児島もインバウンドで盛り上がるのではないでしょうか。特に種子島や奄美大島など離島への旅行がタイ人の若い人に人気だとか。へぇー凄いなぁ。
かれこれ1時間。あっという間に時間が過ぎ、正直歩き疲れた感じです。思い入れのある北海道のブースもたくさん出てました。星野リゾートさんは、かなりタイからの集客に力を入れているようです。特に富裕層を狙った贅沢なプランが多くの人の注目を集めていました。いや、この戦略もありでしょうね。
ステージではくまモンが踊って熊本への観光を呼び掛けていました。日本には色々な魅力、資源があるよなぁ。このゆるキャラも日本ならではの文化だし。
今年は中国人に負けじとタイ人に日本に行ってもらえたら最高です。大将も今年は時間を見つけてJR線乗りつぶしの旅を再開するかぁ。
2023年01月28日
満員御礼! お餅つき大会
旨い!やっぱりつきたてのお餅は柔らかくて、温かくて最高においしいですね。子供から大人まで一緒になって餅を丸め、できたての餅を食べる。なんて日本的で平和的な時間なのでしょうか。
今日は毎年恒例の鹿児島県人会主催お餅つき大会を大将のお店で開催させて頂きました。午後4時からスタートのはずでしたが、なんと1時間以上前から人が集まりはじめ、午後4時には50人以上が集まり満員御礼状態でした。
今年は鹿児島県人会だけでなく熊本県人会、そして宮崎県人会にも参加を呼び掛けたのが大盛況の一番の勝因だったと思います。なにせ昨年のお餅つき大会は参加人数が少ないだけでなく、お餅の仕上がりもイマイチで盛り上がりに欠けた記憶があります。それに比べたら、今年は本当に凄い盛り上がりです。そして付き手が良かったのか出来上がったお餅も売り物になるぐらいのできでした。タイ産のもち米もあなどれません。
餅つき大会の後はお店のほうで新年会でした。こちらは鹿児島からわざわざ駆け付けた方もおり70名以上が参加されました。当初は50名ぐらいの参加者を見込んでいましたが嬉しい誤算です。やっとコロナ禍以前に戻れた感じです。うれしいですね。
果たして鹿児島県人会の餅つき大会はあと何年続けることができるのでしょうか。今日参加した子供たちが大人になっても続けられていたらいいなぁ。日本の伝統文化をタイで守る。大事だよなぁ。
今日は毎年恒例の鹿児島県人会主催お餅つき大会を大将のお店で開催させて頂きました。午後4時からスタートのはずでしたが、なんと1時間以上前から人が集まりはじめ、午後4時には50人以上が集まり満員御礼状態でした。
今年は鹿児島県人会だけでなく熊本県人会、そして宮崎県人会にも参加を呼び掛けたのが大盛況の一番の勝因だったと思います。なにせ昨年のお餅つき大会は参加人数が少ないだけでなく、お餅の仕上がりもイマイチで盛り上がりに欠けた記憶があります。それに比べたら、今年は本当に凄い盛り上がりです。そして付き手が良かったのか出来上がったお餅も売り物になるぐらいのできでした。タイ産のもち米もあなどれません。
餅つき大会の後はお店のほうで新年会でした。こちらは鹿児島からわざわざ駆け付けた方もおり70名以上が参加されました。当初は50名ぐらいの参加者を見込んでいましたが嬉しい誤算です。やっとコロナ禍以前に戻れた感じです。うれしいですね。
果たして鹿児島県人会の餅つき大会はあと何年続けることができるのでしょうか。今日参加した子供たちが大人になっても続けられていたらいいなぁ。日本の伝統文化をタイで守る。大事だよなぁ。
2023年01月27日
北海道食材商談会
チェンマイ出張から戻ったら授業参観。そして客人を空港へ見送ったかと思ったら、今度は鹿児島からの訪問客がありと忙しいながら楽しい日が続いています。そして今日は北海道庁さん主催の商談会へ招待されていたのでアイコンサイアムさんまで出向いてきました。
アイコンサイアムまではBTS(高架鉄道)でサパンタクシン駅まで行き、チャオプラヤ川を横断する無料のシャトルフェリー(渡し舟)に乗るという小旅行気分を味わいながらの移動でした。船に乗るというのが非日常的で楽しかったです。
船体にはアイコンサイアムの文字があり、すぐにシャトルフェリーだとわかります。運賃は無料。サパンタクシン駅からの所要時間は10分ほど。あっという間につきます。けど船は結構揺れます。船酔いするほどではないですが。
商談会の会場はアイコンサイアムの7階にある立派な会議場でした。やっぱり北海道庁は金持ってますね。こんな会場を貸切るなんて、それ相当のお金が掛かっていると思います。
昆布から納豆、ワイン、日本酒、チーズと、とにかく色々な北海道の魅惑的な商品が揃っていました。なんか北海道旅行に行った気分。なかでも、このお菓子はザ・ホッカイドウ!的な存在感を放ってました。うまそう!
北海道といえば海の幸、シーフードですね。素晴らしい商材が盛りだくさん。ただ価格は日本で買う価格の3倍ぐらいかな。居酒屋というよりは高級寿司屋や割烹向きの商材です。でもタイの富裕層は喜びそうなネタばかりだなぁ。貧乏人の考えることというか本音は「無理してタイで食べずに北海道へ行ったときに食べればいいじゃん!」じゃないでしょうか。
かれこれ1時間ほどの商談会でしたが、色々と勉強になりました。そして、こんなイベントが普通に開催できることになったことが、とにかく嬉しかったです。
アイコンサイアムまではBTS(高架鉄道)でサパンタクシン駅まで行き、チャオプラヤ川を横断する無料のシャトルフェリー(渡し舟)に乗るという小旅行気分を味わいながらの移動でした。船に乗るというのが非日常的で楽しかったです。
船体にはアイコンサイアムの文字があり、すぐにシャトルフェリーだとわかります。運賃は無料。サパンタクシン駅からの所要時間は10分ほど。あっという間につきます。けど船は結構揺れます。船酔いするほどではないですが。
商談会の会場はアイコンサイアムの7階にある立派な会議場でした。やっぱり北海道庁は金持ってますね。こんな会場を貸切るなんて、それ相当のお金が掛かっていると思います。
昆布から納豆、ワイン、日本酒、チーズと、とにかく色々な北海道の魅惑的な商品が揃っていました。なんか北海道旅行に行った気分。なかでも、このお菓子はザ・ホッカイドウ!的な存在感を放ってました。うまそう!
北海道といえば海の幸、シーフードですね。素晴らしい商材が盛りだくさん。ただ価格は日本で買う価格の3倍ぐらいかな。居酒屋というよりは高級寿司屋や割烹向きの商材です。でもタイの富裕層は喜びそうなネタばかりだなぁ。貧乏人の考えることというか本音は「無理してタイで食べずに北海道へ行ったときに食べればいいじゃん!」じゃないでしょうか。
かれこれ1時間ほどの商談会でしたが、色々と勉強になりました。そして、こんなイベントが普通に開催できることになったことが、とにかく嬉しかったです。
2023年01月26日
鬼うまい! は侮れない
「鬼うまい」この言葉に思わず釣られて日本で買ったカップうどん。「最強にうまい」の「最強に」を「鬼」に置き換えたところが、このコピーの売りというか肝なんでしょう。今時の表現とはいえがっちり心をつかまれた感じです。いや、ガツンと心に刺さったと書くほうが良いのかな。
果たして「鬼うまい」かき揚げはどんな味なんでしょうか。気になっていたものの、なかなか食べる機会がなくタイに戻ってからの実食になってしまいました。
なるほど。確かにかき揚げはでかいです。1.5倍はあるかも。看板に偽りなしですね。で、肝心のお味ですが、うん、確かに違います。これまでのというか普通のどん兵衛のかき揚げとは別物と思えるぐらいの食べ応えがあります。とにかく玉ねぎがたくさんですね。
大げさかもしれませんが立ち食い蕎麦屋さんで出てくるかき揚げとそう、遜色ない感じです。天ぷら感が良い感じ再現されています。いやぁ凄いなぁ。ちょっと感動してしまいました。
うどんではなくご飯に乗せてかき揚げ丼でも食べれそう。いや、このかき揚げだけ売っていたら絶対買うかも。あくまでもタイに住む親父の個人的な感想ですが「鬼うまい」はほんと鬼凄かった!
*画像にあるわかめは個人的に追加したものです。実際の商品に含まれていたものではありません。悪しからず。
2023年01月25日
3年ぶりの授業参観
確か前回の授業参観は小学一年生の時ですから3年前です。つまり今日は3年ぶりの教室に赴いての授業参観になります。2年生、3年生の時はコロナ禍でオンラインによる授業参観でした。学校まで行く時間や手間を考えるとオンラインでの参観も悪くはないと思いましたが、やはり、教室まで行って生で見るのが良いですね。
なんだろう、臨場感というより、子供と先生、そして教室に流れる授業を介しての活気はネットでは感じることはできません。何より親が教室に来ていることで緊張したりしている子供たちの姿が愛くるしく感じます。
かれこれ40分足らずでしたが、普段の学校の様子を見ることができたのは貴重な時間になりました。先生もきっと緊張していたんだろうなぁ。授業の一環で調査した結果を教室の前に立って発表する息子の姿がカッコよかった!確実に成長しているぞ!親ばかを味わえるのも授業参観の醍醐味かもしれません。
教室後方の掲示板に貼られていた子供たちの「叶えたい夢」。その中に「みんなで屋台をやりたい」という一文がありました。タイならではの夢だよなぁ。きっと子供にとってタイの屋台は憧れなんだろうなぁ。(笑)
あと心に残ったのが「10年後ズームでみんなと会話したい」というのもありました。自分が子供のころのことを考えると時代の流れを感じる夢です。でも今時といえば今時ですが……。
3年ぶりの授業参観、やっぱり教室で生の授業風景を見れて良かったです。
2023年01月24日
荷物よ早く出てこい
かれこれ待つこと50分近く。預けた荷物が待てど暮らせど出てきません。先月タイ・スマイルでチェンマイからバンコクに移動したときは1時間以上も待たされました。なので、また今回もかといった感じです。バンコク国際空港の国内線荷物受け取りカウンターでの遅延は、なんか恒常化してきていますね。時間帯にもよるのかもしれませんが、空港内で作業する人の人手が足りてないのでしょうか。
今回はベトジェットでチェンマイからバンコクまで移動しました。ベトジェットの場合は荷物を預けるのも有料ですから扱い荷物数もそう多くありません。ですから、ターンテーブルに荷物が出てくると2周ぐらいで、すぐに終わってしまいます。たったこれだけの荷物なのだから早く対応してくれよと思います。
それに、ベトジェットの場合は運賃とは別枠で荷物を預けると貨物料を払わなくてはいけません。追加でお金を払ったのに荷物が1時間近く出てこないのは、なんか腑に落ちないというか……。タイ人はジーっと携帯をいじりながら待っている人ばかり。文句を言う人はいません。ここはタイ。やっぱりタイ人を見習うべきなんだろうなぁ。あぁーアメイジング。
2023年01月23日
チェンダオの農園から
やっと来れました。3年ぶりです。前回来たのが2月の下旬でした。今回は1月の中旬。本来なら、かなり冷えるはずの高地です。しかし、昨日、今日と日本の春のような気候でした。上着いらず。良いのか悪いのか。寒さを期待していたタイ人スタッフはちょっと残念だったようです。
キャンプ地からアサマ婆さんの自宅を経由して農地についたのは午前10時前。天気は快晴ですが涼しいというより冷えた風が谷間を抜けて気持ちいです。
リス族の民族衣装を着けたまま作業をするピンさん。風情があるなぁ。たまたま正月だったから着ているらしいです。
冷害や害虫にやられた木があるなか、良い感じで結実している木もたくさんあります。しかし、全体的見ればやっぱり不作ですね
素晴らしい色に実ったアラビカ種の豆。ルビー色のなんとも魅惑的な色をしています。身の大きさも文句なし。すべてが手作業だから、大変なのですが美しい実を見ると疲れを忘れます。
同じ園内には希少価値の高いブルボン種も栽培されていました。甘さが強く最近は人気の品種で身が黄色やオレンジ色に実るのが特徴です。一度バンコクに戻ったらブルボン種飲んでみなきゃ。
園の奥にはレモンの木が15本ぐらい植えてあります。普段スーパーで売っているレモンの倍以上ある大きさです。これは規格外だから商業ベースに持っていくのは難しいかな。香りと酸味は問題ないのですが……。実際何もせず放置状態のだとか。なんかもったいない。
かれこれ1時間以上、木の状態をみたりしながら園内で過ごしました。収穫していくれる人手が足りないのは、なんか悲しいというか辛いです。重労働の割には賃金が安いのが一番の問題だとしたら、やはり高値で仕入れてあげることを考えなければ。
今年の取り引きは厳しいですが来年は何とかしたいと約束して別れました。
キャンプ地からアサマ婆さんの自宅を経由して農地についたのは午前10時前。天気は快晴ですが涼しいというより冷えた風が谷間を抜けて気持ちいです。
リス族の民族衣装を着けたまま作業をするピンさん。風情があるなぁ。たまたま正月だったから着ているらしいです。
冷害や害虫にやられた木があるなか、良い感じで結実している木もたくさんあります。しかし、全体的見ればやっぱり不作ですね
素晴らしい色に実ったアラビカ種の豆。ルビー色のなんとも魅惑的な色をしています。身の大きさも文句なし。すべてが手作業だから、大変なのですが美しい実を見ると疲れを忘れます。
同じ園内には希少価値の高いブルボン種も栽培されていました。甘さが強く最近は人気の品種で身が黄色やオレンジ色に実るのが特徴です。一度バンコクに戻ったらブルボン種飲んでみなきゃ。
園の奥にはレモンの木が15本ぐらい植えてあります。普段スーパーで売っているレモンの倍以上ある大きさです。これは規格外だから商業ベースに持っていくのは難しいかな。香りと酸味は問題ないのですが……。実際何もせず放置状態のだとか。なんかもったいない。
かれこれ1時間以上、木の状態をみたりしながら園内で過ごしました。収穫していくれる人手が足りないのは、なんか悲しいというか辛いです。重労働の割には賃金が安いのが一番の問題だとしたら、やはり高値で仕入れてあげることを考えなければ。
今年の取り引きは厳しいですが来年は何とかしたいと約束して別れました。
2023年01月22日
チェンダオの山奥でキャンプ
やっぱり標高が高くなると気温が下がります。3時間前にいたチェンマイ市内とは体感温度が確実に変わりました。今日はチェンダオにあるリス族の村に3年ぶりにお邪魔しています。
僻地とはいえ携帯は通じるしネットもOK。電気も水道も問題なく使えます。ですがホテルなどはありません。英語で言えばバンガローとちょっと洒落た響きですが、日本語でいう掘っ立て小屋かテントで寝ることになります。大将は迷わず今回もテントを選択しました。
土手には満開を過ぎて散りはじめてはいましたがヒマラヤ桜が咲いています。そんな桜の木の下でテントを張り寝るなんて日本でもできない経験かもしれません。ある意味贅沢な時間ですよね。ただ冷たい水を使ってのシャワーは修行のような辛さがありましたが……。
夜はリス族のお母さんがムーカタというタイ式の焼鍋を用意してくれます。食堂もレストランもないので、こうして料理を用意して頂けるのは本当に有難いし、町中で食べるムーカタより何倍もおいしく感じます。野外で食べるからかもしれませんが。
リス族のお母さんは子供を背負いながら仕事をします。なんか昭和初期の日本のお母さんの様でした。今時は子供を背負いながら仕事をする人なんて日本でもタイでも見かけません。何より子供の目がウルウルしててマジに可愛かったです。
食事を済ませた後は特に何もすることもなく……。夕焼けを眺めながらアイリッシュ・ウィスキーのコーラ割りをチビチビ飲みながらボーっとした時間を過ごしました。なんて贅沢な時間なんだろう。日本から来た元ちゃんとも色々な話ができて良かったです。
気が付けば暗くなり夜空には星がたくさん出ていて自然のプラネタリウムを見ているようでした。しかし、その雰囲気を壊す爆音が……。今日は春節の元旦。なんとリス族の人も旧暦のお正月を祝うようです。なので昼間からずーっと爆竹や花火が鳴りやまないのです。これも、たまたまとはいえいい経験、思い出になりました。