2023年03月21日
これも多生の縁なのか

袖が触れ合うも多生の縁。この言葉、そういえばフジさんの口癖だったなぁ。彼の口からこの言葉を何度、聞いたことか。ブログでも好んで使っていた言葉です。誰とでも仲良くなれる不思議な魅力を持っているのがフジさんでした。
恥を忍んで書くと、実は「多生の縁」が正しいのに「多少の縁」だと長年信じていました。多かれ少なかれ何らかの縁があるんだ。そう解釈していたのです。
「多生の縁」とは道を歩いていて見知らぬ人とすれ違うのも、前世からの因縁によるもの。行きずりの人との出会いやことばを交わすことも単なる偶然ではなく、縁があってこそ起こるものだという意味です。今時はあまり使わない言葉かもしれませんね。
本来はフジさんがアテンドするはずだった日本からの訪問客。あまりにも急な旅立ちだった故にキャンセルすることなくバンコクへ昨日、到着。そして、そのお客さんに使ってもらうためのレンタカーもしっかり予約がされていました。ドライバーさんに連絡を取ると半信半疑でしたが、どうにか状況を理解してもらうことができました。
こうなったら可能な範囲で今回は自分が彼の代打を務めるしかない。これこそが袖が触れ合うも他生の縁なんだろうなぁ。でも、なんでこのタイミングなんだよ。チェンマイ出張はどうするんだ。そんな葛藤がないわけじゃないけど、やるしかない。
今日はとりあえずスケジュールを組み車を配車してバンコク三大寺院巡りを楽しんでもらいました。そして夜はタイ料理のディナーへ。でかいカニを食べてもらいました。
人に楽しんでもらえることが、そして喜んでもらえることが嬉しい。きっとそんな小さなやりがいの積み重ねが、彼の人生の生きがいになっていたのだろうな。アテンドの仕事って素晴らしいじゃん。フジさん新しい気付きを有難う。
Posted by ジョニー at 22:28│Comments(0)
│大将のタイ暮らし