
2023年05月11日
一年ぶりのアブアリ基金で

去年は藤岡先輩と2人で訪れたチェンライのアブアリ基金。タイ産コーヒー豆の日本輸出をきっかけに出会ったアリヤさんが運営するNGO組織です。今年は藤岡先輩と親交が深かったティタヤ店長親子とアカ族出身で活躍してくれているミューさんと訪れました。
まずは施設に向かって支援物資をお渡しします。懐かしい子供たちの笑顔に癒される一時。良いなぁ、やっぱり人に喜ばれるって嬉しいことです。もっと、もっと何か協力してあげられたらと思います。実際は限度がありますが。
26年前に大学卒業と同時に民間教育援護基金「メコン基金」の一員としてタイに派遣されノンカイ県へ。2年ぐらいで日本へ戻り就職活動をする予定でした。海外に住もうとか自営しようとか全く考えてませんでした。しかし、そのままタイにいることになろうとは。「こんなはずじゃなかったのに」でも「そんな人生だって良いじゃん」そう心から思える50歳。未だ就職したこともなければ退職になった経験もない。給料をもらうという感覚もいまいちわからない。我ながらガラクタな奴だという認識は一応ありますが……。やっぱルーツというのは引きずるものなんですね。
背伸びせず、自分のできる範囲でやっていけたら、生きていけたら、それでいいよね。そして人のために、未来のために自分は何をすべきなんだろう。そう少しだけ考えています。