
2021年09月22日
名月を味わう

秋のお楽しみといえば十五夜さんがあります。子供のころはお供え物の団子や果物を貰いに集落の家々を練り歩いたものです。今、思えば、あれはハロウィンみたいなものだったのかもしれません。子供にとっては花より団子じゃないけど名月の風情より食い物なんです。十五夜さんの晩は楽しかったなぁ。
ここタイでは華僑の人たちを中心に中秋の名月を祝う習慣があります。今年は昨日でしたが、あいにくの雨で名月を拝むことができませんでした。しかし、月餅なるお菓子は今年もしっかり頂きました。
華僑の方々は日本の十五夜さんを「中秋節」とよびます。1年で最も美しいとされる、どこも欠けていない名月。この時の満月を「円満・完璧」の象徴と考え、先祖代々この満月を1年の中で特に大切にしていたのだとか。そして、月餅なるお菓子を贈りあう習慣もあります。
クリスマスにケーキを食べるように、中秋節には月餅なんですね。丸い形をした生地の中にはアヒルの卵の黄身を塩漬けにしたものが入っているのが伝統的な月餅になります。正直、大将は苦手なんだよなぁ。お世辞にも、おいしいと思ったことが無いです。見た感じは凄く高級感があって良い感じなんですがね。やっぱり中秋の名月には団子が食べたいなぁ。そして月見酒でしょう。もし今夜晴れたら月見酒してみようかな?